どうもー。サラリーマン不動産投資実践ブロガーのひーやんです。
今回は、前回の記事「間取りで賃料1割アップ」に関連する書籍についてのご紹介です。
賃料設定の専門書
私が自信を持って紹介できる本は、亀田征吾さんの
家賃について考えてみたら、収益を上げる方法が見えてきた。
という本です。
実は、この本ですが、首都圏不動産投資実践会のセミプロ大家さんである鈴木さん(仮称)からご紹介頂いた本となります。
1月の首都圏不動産投資実践会のセミナーでは「リフォーム値付け大会」を実施したのですが、リフォームにどれだけお金がかかり、リフォームした結果どの程度賃料アップするのかが全くわからず、頭を抱えてしまいました。。。
そんな私に鈴木さんが優しく声をかけて頂き、この本を紹介して頂いたのです。
※当時のセミナーレポートは下記です。
所感
実際に読んで見た感想ですが、まさに良書です。賃料設定の専門書といっても過言ではないですね。
1章、2章は導入となりますが、目から鱗が出始めるのは3章からです。
2つの間取りを紹介し、どちらか選ばれる物件かを選択式で質問し、答え合わせのページで良い間取り、悪い間取りの理由を解説するという、読み手にとっても読みやすく理解しやすい流れで書かれています。
また、4章からは設備仕様や間取りの違いで、具体的に賃料がどれだけ変わってくるかを数値化して説明してくれています。
基準の物件(築年数、間取り、設備仕様)を元にして、自分の物件のプラスの要素(賃料アップ)とマイナスの要素(賃料ダウン)を比較する事で、適正家賃を導く事ができると説いています。
具体例で考えてみる
例えば、前回の記事でエイブルさんから紹介された良い間取りの事例を改めて見てみます。
所在地や設備仕様は以下の通りです。
- 所在地:●●駅(私が取り組んでいる葛飾物件と同じ最寄り駅)徒歩10分
- 専有面積:21.5平米
- 木造
- 3階建ての2階
- 北西向き
- ガス仕様:都市ガス
- 浴室換気乾燥機付き
- 2口ガスコンロ
- インターネット月額利用料無料
- オートロック
- 建物内専用ゴミ置場
- 敷金1ヶ月・礼金0
賃料は6万7千円(共益費込み)
この物件を基準物件としてみましょう。
基準物件は徒歩10分のため、徒歩5分である葛飾物件は+3千円の賃料アップとなります。※ちなみに徒歩1分は+5千円となるようです。
また、独立洗面所をつけると+3千円となります。但し、オートロックはつける予定はないためー3千円となります。
洋室6帖といった、他の条件が同じだとすると葛飾物件の家賃は
基準家賃6万7千円
+
3千円(徒歩5分)
+
3千円(独立洗面台有り)
―
3千円(オートロック無し)
7万円が適正家賃、という事になるのです。
書籍の中では、プラスの価値、マイナスの価値について値付けがされているため、適正家賃を導くのに非常に有用な内容となります。
いやぁ、本当に面白い・・・・そして、素晴らしい本でした。
※鈴木さん、良い書籍のご紹介ありがとうございました
\(^o^)/
その他、不動産関連の本の書評については以下に整理していますので、何かしらのご参考になれば幸甚です♪