雑記

トンでもサラリーマン

YOLO!ひーやんです。

 

7月5日(金)に久しぶりに大学時代の同期と酒を酌み交わしました。

 

1名は2018年3月にカメラで有名な一流上場企業である某大手メーカーを退職し、セミリタイヤ生活を送っている友人です。過去にブログでちょろっと紹介させて頂きました(以下、抜粋です)。

 

昨日(2018年4月13日)は久しぶりに大学時代の同期と酒を酌み交わしたのですが、そのうちの1名はなんと経済的自由を手に入れ、3月末に退社していました( ̄Д ̄;)

 

超一流企業なので、さぞ稼ぎも良かったと思いますが、何にも縛られない自由な人生を選択することにしたようです。

 

 

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彼は22歳で就職し、コツコツと株式トレードをしていたのは知っていまいたが、15年の歳月で、だいぶ差がついてしまったものです(ili′Д`)

 

私もここから15年、50歳前後を目標に経済的自由(を選択できる身になるの)を、一つの目標に不動産を主軸に進めていきたいと思います。

 

彼にサラリーマンを辞めた理由について話を聞きましたので、週末記事の題材として取り上げたいと思います。

 

 

サラリーマンの出世街道

サラリーマンとして働く上で、わかりやすい目標として出世があります。

 

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会社の組織構造がピラミット型である事を踏まえると、出世してポストにつけるのは、ごく一握りである事は自明です。

 

 

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資本主義においては会社は持続的成長をし続けるため、ピラミット自体が大きくなり、ポストの数も増えていきますが、それ以上に社員の数が多くなるため、ポスト不足になってしまうのが現実です。

 

そのため、ポストにつく事ができない人は「出世」というサラリーマンとしての「わかりやすい目標」を見失います。

 

それでも、自分の仕事が好きだったり面白かったり、モチベーション高く働いている方も多いです(特に専門性が高い職種については、その傾向は強いように思えます)

 

厄介なのは「出世という目標を失う、もしくは、最初から出世自体に興味がない」かつ、「自分の仕事に対して何の価値も見いだせない」サラリーマンです。

 

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サラリーマンを辞めた理由

今回、彼が会社を辞めた理由を聞いたところ、成果主義でなかった事主要因のようでした。

 

特に問題なのは団塊に次ぐ世代人口である「第2次ベビーブーマー」(70~74生まれ)の存在だったそうです。

 

年齢で言うと40台中盤の方々となるのですが、大企業のサラリーマンであれば、会社人生も佳境を迎える頃合いです。

 

その年代の方々の、少なくない数の方々は「出世」という目標を失い、仕事のモチベーションもゼロの方もいらっしゃいます。

 

彼が勤めていた企業では役職とは別に、「ステージ」という評価制度があり、「ステージに応じた給料が支払われる」という給与体系だったようです。

 

さらに、この「ステージ」は年功序列が基本で、年を重ねれば「ステージ」も上がっていき、上がった「ステージ」は下がる事はなく、業績を上げなくても、「ステージ」に応じた給与が支払われるという仕組みです。

 

そんな給与体系なので、朝、会社に来て自席で寝て、夕方になり残業時間帯入ってから自分に与えられた仕事だけをこなし、自分のステージに応じた給与だけでなく、残業代までも目一杯稼ぐ、トンでもサラリーマンも一定数いたようです。

 

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成果を出していないのに自分より多くの報酬を受け取っているトンでもサラリーマンが増え始めたことで、彼自身の仕事に対するモチベーションも下がり、会社の未来に対しても危機感を感じた事が、退職した理由との事でした。

 

彼の場合は独身でもありますし、株式投資でそれなりの資産を形成できていた事と、トレーダーとしての腕もプロ級になっていた事から「会社を辞める」という選択ができたと思いますが、同様の状況下でも金銭的な問題から、会社に踏みとどまらざるをえないサラリーマンの方の方が圧倒的に多いのではないかと思います。

 

トンでもサラリーマンは腐ったみかん?

前述のようなトンでもサラリーマンは、企業としては「腐ったみかん」のような存在です。

 

トンでもサラリーマンがいる事で、周りの士気が下がり、他のサラリーマンのトンでも化が進んでいってしまいますので、解雇して取り除きたいところですが、日本は従業員の権利が強く、かんたんに解雇をする事はできませんので、トンでもサラリーマンは非常に困った存在です。

 

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さて、この「トンでもサラリーマン」。企業としては「腐ったみかん」なのですが、皆さんはどう思われますかね?

 

朝出社して、机で寝て、最小限の仕事を、残業時間を最大限に使って仕事をして帰る、給料泥棒上等の「トンでもサラリーマン」。

 

夜間に残業代で稼いだあぶく銭を使って、プライベートの時間をメチャんこ楽しんでいるかもしれません。

 

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そう考えると日本企業の雇用体系のスキを突いた、潔いサラリーマンスタイルと言えますし、業績を上げるために、義務感だけで死んだ魚のような目をしながら仕事をこなす「死んでもサラリーマン」よりも人生を楽しんでいるのかもしれません。

 

ただ、「トンでもサラリーマン」に憧れる人なんて、ほとんどないでしょうし、トンでもサラリーマンになった彼ら自身も、最初からその存在に憧れてなったわけでもなく、苦渋の選択だったとは思います。

 

人生の選択肢を増やそう

私は自分の本業(ITコンサルタント)は天職だと思っていますし、ポストにもつく事もできています。

 

出世する程、業務的にも時間的にも裁量が増えますし、企業活動としての意思決定にも参加できるので、面白みも多くなります(景色が変わってきます)ので、出世する事により「給与が増える」事意外のメリットも大きいと感じています。

 

デメリットとしては、出生する程、責任が大きくなる点ですかね?

 

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ただ、別に仕事で失敗したところで人が死ぬわけでもありませんし、解雇されるわけでもありませんし、借金を背負って一家離散するわけでもありませんので、サラリーマンであれば、出世する事のデメリットよりもメリットの方が大きいと感じています。

 

よって、「出世」というものは、サラリーマンである私としても、わかりやすい目標の一つです。

 

そのため、出世街道から外れてしまった場合、仕事に対してのモチベーションがなくなってしまう可能性が無きにしもあらずです。

 

そんな時に、金銭的な問題で「トンでもサラリーマン」や「死んでもサラリーマン」になるという選択肢ではなく、大学時代の同期の彼のように「会社を辞める」という人生の選択肢も用意しておきたいものですね。

 

そして、そんな人生の選択肢を、私も不動産投資で用意しておきたいと思います。

(@•̀ㅂ•́)b

 



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