草食業者さんに物件を案内された翌日、ちょうど会社の有休を取得していたので、購入候補の物件の竣工地を改めて調査にいくことに。
110ccのスクーターをかっ飛ばし、まずは最寄り駅へ駐輪。
駅周辺には商店街もあり栄えており、人の往来もそこそこあり、賃貸需要的には問題なさそう。
お昼前で、ちょうどお腹が空いたたため、飲食屋を物色。
すると、博多ラーメンのお店から何とも香ばしい匂いを風が運んできた。
九州出身としては、この匂いはたまらない。誘われるままにお店へ入りバリかたの替玉まで完食。
博多ラーメンの贔屓目もあり
「良い街ではないか」
と素直に感じた。
お腹一杯になったところで、物件の竣工予定値までGoogleマップのルート検索通りに歩く事に。
トコトコ、5~6分程歩いていくと、前回は車で登った緩い坂道が現れた。
ラーメンで満腹になったせいか、坂道がきつい。そして、坂道の途中から立ちはだかる物件までの急峻な階段が汗腺を刺激し、汗だくに。
学生だから、、、学生だから大丈夫のはず。と最寄りの大学まで歩みを運んでいくが、汗だくの私を原付きや自転車の若い学生達がズンズン追い越していく。
(やっぱり、原付きや自転車通いの人が多いのだろうか?)
(駐輪場がないのは、やっぱり貸付に不利なのではないだろうか?)
また、物件の竣工地より大学近くのアパートのガスの検針計が閉まっている様や、パッと見て人が住んでなさそうなアパートを見て
(大学近くなので、賃貸物件の供給過多なのではないか?)
等と、色々と不安に思いながら、大学に着き、スクーターを停めた駐輪場までの帰路へ。
すると、帰路の途中、地元の不動産業者であろう店舗を通り過ぎた。
貼り紙で「●●大学生必見。敷金礼金0、即入居可能ですよ!!」といった謳い文句の広告が店舗の窓に所狭しと貼ってあったが、ちょいと気になりながらも通り過ぎ、駐輪場に着いた。
(さぁーて、帰るかー)と思ってスクーターを股にかけたが、ふと頭の中で囁きかける声が
(それで満足か?)
(ラーメン食べて、最寄り駅から物件の竣工予定地まで歩いただけで、満足なのかえ?)
(ラーメンが美味しいかったから良い街?気は確かか?)
・・・スクーターを下り、先程の地元の不動産屋さんまで戻り、ドアを開けた。
ひーやん「すみませーん。この辺のアパートを購入しようと思っているですが。。。」
事務のお姉さん「あ、こちらへどうぞ」
ちょっとした打ち合わせブースへ案内され
事務のお姉さん「少々お待ちください」
心臓バクバクである。そもそも人見知りの性格のため、飛び入り訪問をするのも足が震えるほどだ。5分ほど経ち、中肉中背の男性がやってきた。
中肉不動産屋さん「はじめまして、●●と申します」
渡された名刺には、「社長」の肩書が。。。
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何か勘違いされてるーーー!?
ヾ(゚ロ゚* )ツ三ヾ( *゚ロ゚)ノ