黒神様から控えめの土地紹介
中国人ファミリーの全力キャッシュ買いに悪魔の契約を結ぶ間もなく敗れた翌日の朝、黒神さんからメールが届きました。
16平米~17平米が9戸入る可能性があるナリ。ただ、、、ちょっと変形地ナリよ
いつもの黒神さんとは異なり、少し歯切れが悪い物件紹介です。
今回の物件のスペックは下記となります。
- 東京都北区 志●●駅徒歩7分
- 土地面積:105平米
- 建ぺい率:60%
- 容積率:200%
- 物件価格:4200万円
- 用途地域;準工業地域
- 現況:古家有り
肝心の土地の形状は下記です。
変形地と解体費で大幅指値すれば面白くなるかもしれないナリ
整形地といった人気の土地はあっという間に蒸発してしまい、腰を据えて取り組む事ができません。毎日のように土地購入の検討をしては、買付合戦で負けて落胆する私に、じっくり取り組む事ができる物件を何とか探してくれた黒神様の優しさが身にしみます。。゚(゚ノД`゚)゚
三角地ってどんな土地?
さて、三角地ですが、あまり好まれる土地ではないのは素人目にもわかりますが、よく考えると、建物のボリュームが入りづらそうだな、くらいしかデメリットとしては思い浮かびませんでしたので、その他にどんなデメリットがあるのかを調べてみました。
積算評価が低くなる
どうやら、三角地などの不整形地については、「かげ地」の割合によって積算評価の掛目計算を行うようです。
道路に対して真四角な土地を作り、その土地と実際の土地との間の土地を「かげ地」とします。
今回の土地では、以下の部分が「かげ地」となります。
このかげ地の割合を以下の計算式で算出します。
今回だと、かげ地割合は50%程度になります。
ただ、このかげ値割合を積算評価の掛目にするのではなく、さらに、地積区分表と不整形地補正率表から具体的な掛目を導出します。
以下が地積区分表です。
今回は準工業地域で土地面積が105㎡なので赤字のAとなります。
また、以下が不整形地補正率表です。
かげ地割合は50%なので、該当の地区区分、地積区分の部分を見ると掛目が0.84となります。
今回の物件では、積算評価額は整形地に比べて16%程減額されてしまうようです。
ただ、旗竿地は30%の減額なので、想像よりも大きな減額にはならなさそうです。
風水では凶相とされる
これは全く知りませんでした。。。
これまでの人生、風水といった類は全く興味が無かったので、こんなところで風水と交わるとは思わなんだです。
自分が興味が無くても、風水好きの入居者は気にするかもしれません。こちらも、ちょいと調べてみました。
風水では三角の土地は「凶」とされ、その凶意も、ものすごいものがあるらしく、さらに建物も三角だと「大凶」で、風水界から言わせれば、存在すら許されない組み合わせとなってしまうようです。
本当に知らなかったのですが、土地にも攻撃性があり、三角だと尖っているため知らず知らずのうちに土地からの攻撃を受け、精神的にストレスを感じ、健康に影響が出やすくなるというじゃあありませんか。
そんな、三角地の対策としては「さも、土地を四角であるように認識できるようにする」ことが有効なようです。
角に植木を植えたり、塀を立てたり。。。。こんな感じでしょうか?
また、効果的な方法として「水晶」をそれぞれの角に配置し、「土地の気の流れ」を良くする方法があるようです。こんな感じでしょうか?
さらに、この水晶。ただの水晶ではなく「気入れ」をした「地鎮水晶」なるものでないと、効果がありません。
安かろう、悪かろうの不純物が混在した水晶では効果が弱まってしまいます。高純度の太くしっかりした水晶で、徳を積んだ高僧に、じっくり時間をかけて気入れされた地鎮水晶。あなたの三角地のアパートも想定家賃の2割増しで入居者は即決まり。地中埋設物には大判、小判がザックザク。さて、そんな地鎮水晶はこちらで手に入り・・・・・・
いかんいかんいかんいかん!!!!
ふぅ、、、、やっばいやっばい、、、、風水界の養分になるところでした。
ただ、私としては、風水を信じている(気にする)人は1割程度かな、と思い軽視していましたが、以下のサイトだと5割強の人が信じているという事ですから、あながち軽視はできませんね。。。
「三角地は凶相」。信じていなかった風水を、まさか理系出身のシステムエンジニアの私が信じかける事になるとは、この時は夢にも思わなかったのであります。。。(次回に続きまーす)