土地から新築

隣家倒壊の恐れ

YOLO!ひーやんです。

 

本日の通勤中に宅建資格の参考書をはじめて手にとり、30分程読んでみました。

 

えー。。。そんなに面白くないです(¯―¯)

 

さて、本日は2棟目体験記の続編です。

 

前回の記事はこちら

 

 

軟弱基盤にドキドキ

地盤調査の結果報告書を読んでいくと、かなり軟弱な基盤である事がわかりました。

 

スウェーデン式サウンディング試験を行った5ポイントの結果を全て見ると、以下の通りです。

 

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最終貫入の深さは、測点1が15m。側点2~5はいずれも10m。換算N値(地盤の強度を示す値)を見ると、特に測点1については軟弱層が続いている事がよくわかります。

ピュアパイル工法では施工深度に限界があるので、場合によっては鋼管杭工法での工事が必要となるかもしれません。

 

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さらに悪い事に、見積もりをお願いした地盤改良業者は鋼管杭工法の施工ができないため、建設会社経由で他の地盤改良業者の見積もりをお願いする必要があり、建設会社の利益がのってしまう事になります。

ドキドキしながら、地盤改良業者からの連絡を待っていると、地盤改良の設計計算書と見積書が連携されました。

 

地盤改良工法と見積書

地盤改良の設計計算書を確認したところ、工法としてはピュアパイル。7mの杭打ちで支持力としては問題ないという結果となっていました。

 

 

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また、設計計算書とともに提示された見積金額は90万円。

 

1棟目の葛飾APのときは5mの杭打ちで68万円でした。

 

杭の長さとしては5m→7mで1.4倍なので、金額を単純計算すると68万円×1.4=95万円。

 

見積額としては妥当という結論に達しました。

 

ベースとなる見積内容をもっていれば、比較感で高い・安いが把握できますので、経験を蓄積していくこと自体が、自分の財産となっていると思います。

 

地盤改良業者から工事NG?

ピュアパイル工法での地盤改良が可能という結果にホッと胸をなで下ろしていると、地盤改良業者から電話がありました。

 

見積ありがとうございました。地盤改良工事の日程は予定通り13日で良いですよね?

その件で、ご相談が。。。私も現地を確認してきたんですが、ちょっと心配な点が出てきまして

心配な点?

はい。近接している工場の壁が、かなり老朽化していて、クラック(ひび)も入っていますし、今にも崩れそうなんですよ

あー、、、確かに

 

解体工事後に更地状態の現地を確認しましたが、確かに、隣の工場の老朽化が激しいです。

 

 

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地盤改良工事で隣の工場が倒壊しちゃうリスクがあるという事ですか?

さすがに倒壊はないとは思いますが、振動でクラックが広がったりする事は考えられるかと

なるほど・・・

なので、ちょっと今回の工事、お受けするかどうかを検討させて頂いても良いですか?

え!?

また、連絡いたします

 

 

 

 

 

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何ということでしょう。。。

 

 

 

想定外の事態に発展しました。

 

地盤改良工事をやってもらえなかったら、そもそもアパートを建てる事ができないではないか・・・

(次回に続きます)

 

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