2棟目AP

分離発注のリスク

YOLO!ひーやんです。

 

12月21日(土)はエ●ブルのクリスマス・スペシャルコンサートのチケットが抽選で当たったので、家族4人で行ってきました。

 

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コンサートが行われた東京国際フォーラムのホールAの座席数は5012席。ものすごい数の大家さんが集まっています。

 

ちょっと気になって大家さんの数を調べたところ、日経新聞の情報によると、日本全国で300万人越え。

 

日本の人口が1.2億人なので、単純計算、40人に1人が大家さんという事になります。個人的な感覚ですが、案外多いような気がします。人口も少なくなってきますし、大家間での賃貸人の獲得競争も今後激しくなっていくかもしれませんね。

 

さて、前回の続きとなります。

 

前回の記事はこちら

 

助成金が出ない理由

現地調査を行った区役所の方から助成金が出ない理由を3点告げられました。

 

  • セットバックラインをはみ出て土間コンが打たれている
  • セットバックラインからエアコン架台の一部が出ている
  • セットバックライン上にダストボックスが置かれている

 

これらを解決しないと助成金が出ないという事でした。

 

以下、エアコン架台です。

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確かにセットバックライン(土間コン部分)から左手前の足が出ています。

 

ダストボックスです。

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ガッツリとセットバックラインに乗っています。

 

ダストボックスについては、配置できる場所が、こちらの敷地の端か、居室の窓の下部しかありませんでした。そのため、入居者の事を考えた上で、敷地の端にセットバックラインに乗るかたちで置いてみたので、もしかしたら指摘が入るかもなぁ、とは思っていた部分です。

 

いずれにせよ、建設会社には助成金の話をして、申請資料も建設会社から出してもらっているので、これらの問題点も建設会社に連絡して対応してもらえれば良いだけです。

 

という事で建設会社の営業、坂上さんに電話してみます。

 

カクカクシカジカで、区役所の方から助成金が出ないと言われています

外構については、他の業者さんがやられた事なので

ですよね・・・

 

墨田APでは、エアコン工事と土間コン工事(外構)ついては、コストカットのため分離発注をしており、区役所の指摘に対応しないといけないのは分離発注工事の部分です。

 

さすがに今回の指摘を建設会社に対応してもらうのは無理があるため、それぞれの業者に私から事情を伝えて、対応を進めてもらう必要があります。

 

エアコン工事の分離発注

土間コン工事の分離発注

 

追加工事の手配と実施

まずは土間コン業者に連絡です。

 

・・という事で、セットバックラインをはみ出しているコンクリート部分のハツリをやってもらいたいのですが

事情は理解しました。ただ、こちらは図面通りに土間コン打っただけではあるんですが・・

区役所の測量だと数cm少しだけはみ出ているみたいなんですよね・・

厳しいですねぇ。。。了解しました

 

という事で、追加指摘が入らないよう区役所の測量担当の方にも工事当日に立ち会いのため現場に来てもらい、土間コン業者にセットバックラインからはみ出ている部分のハツリ工事を実施してもらいました。

 

続いて、エアコン業者に連絡です。こちらの業者さんにはエアコン架台とダストボックスの移動をお願いしました。

 

・・という事で、このままでは助成金が出ない状況で

それは大変ですね!承知しました。お任せください

 

エアコン架台を移動させるのは想像以上に面倒でした。

 

関係する2部屋の入居者の立ち会いの元、電気とガスを止めて、真空引きをした上で、架台移動を行い、移動後に試運転を行う必要があり、半日作業との事でした。

 

エアコン業者さんには、エ●ブルに連絡の上、入居者と工事日程の調整をしてもらい、工事を実施してもらいました。しかも、入居者さんに菓子折りまで持っていってくれたと後から聞いて、その気遣いに感激しました。

 

以下の通り、工事後の写真もバッチリと送ってきてくれました。

 

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分離発注のリスク

今回、追加工事ではそれぞれの業者さんに手間をかけてしまったのですが、迅速に対応をしてもらえた上で、追加費用を求められなかったのは幸運でした。数名の投資家からの依頼があり、紹介もさせてもらったので、そのお礼という意味もあったのだと思います。

 

調整にかける手間だけで済み、墨田区役所に助成金の交付申請も受け付けてもらえたので、結果オーライにはなりました。

 

分離発注を行う事でコストカットできるというメリットはあるものの、何かあったときに責任の所在が不明確になるというリスクがあり、それを少し実感する事になりました。

 

実は、宅配ポスト・宅配ボックスの設置位置についても、分離発注のリスクが顕在化してしまっていました。

 

宅配ポスト・宅配ボックスの設置場所は建設会社と一緒に考えた上で、雨ざらしにならないように鉄骨階段の下に設置する事にしたですが、宅配ポスト・宅配ボックスは施主支給だったことと、土間コン工事後の設置工事が必要だったため、土間コン業者にお願いしました。

 

その際、私から土間コン業者に「階段の下に設置してください」と、ざっくりとした指示をしてしまったのが原因で、鉄骨階段の下からはみ出して設置されてしまいました。

 

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建設会社には「雨ざらしにならないように鉄骨階段の下に設置しよう」と話をしていたので、建設会社に設置工事をお願いして、この位置に設置されたのであれば、移動するように依頼する事ができたのですが、、、

 

案外、外構まわりについては分離発注すると手間がかかる事がわかったので、3棟目を進める際には、慎重に判断したいと思います。

ヽ(•̀ω•́ )ゝ

 



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