融資開拓編

フィナンシャルリテラシー

どうも!ひーやんです。

 

さて、今日はいきなり本題。2棟目体験記を再開していこうと思います。

 

前回の記事はこちら

 

 

 横●銀行に提出する資産一覧を阿藤さんに確認してもらいましが、鋭い指摘を頂きました。大きく2点です。

 

年収に対する金融資産

1点目の指摘は年収に対して金融資産が少ないという内容です。

 

以下は40代の年収別の貯蓄額となります。

 

年収300万円未満:平均261万円

年収300万円~500万円未満:平均617万円

年収500万円~750万円未満:平均934万円

年収750万円~1000万円未満:平均1417万円

年収1000万円~1200万円未満:平均1852万円

年収1200万円以上:平均3369万円

家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成30年調査結果より 

 

上記に照らし合わせると、私の貯蓄額は年収別平均貯蓄額の半分以下となっています。

 

金融機関は「無駄遣い」をする人への融資は消極的です。

 

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例えば

 

  • 年収500万円で貯蓄額が2000万円の人
  • 年収1000万円で貯蓄額が500万円の人

 

であれば、前者の方が金融期間としての評価は高くなります。

 

よって、金融期間からは、私は完全に無駄遣いする浪費家として見られてしまいます。

 

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無自覚な無駄遣い

では、私が「無駄遣い」をしてきたかというと、その自覚はありません。

 

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夫婦共にブランドもの等には興味がないですし、年に1度の沖縄への家族旅行がとびきりの贅沢だと思っています。

 

ただ、今振り返ると、無自覚な無駄遣いをしてしまっていました。

 

私は長女が生まれた2009年に賃貸アパートが手狭まになったことから、自宅用のマンションを購入しました。

 

できるだけ広いマンションに住みたいという気持ちから、横浜市の某駅から徒歩25分の距離の100平米程度の新築区分マンションを4200万円で購入しています。

 

その後、騒音問題等で近所付き合いに馴染めかったことと、異動による勤務先の変更(横浜→東京)をきっかけに2015年に注文住宅を購入しました。

 

その際に、マンションを売却しているのですが、希望価格では駅距離の問題から買い手がつかず、最終的な売却価格は指値まで入れられて3100万円となってしまいました。

 

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賃料に換算してみると、2009年~2015年までの6年間で1100万円(買値4200万円-売値3100万円)。1年間で183万円。1ヶ月あたり15万円。

 

固定資産税等の経費、売買時の仲介手数料等を考えると、1ヶ月あたり17万円~19万円を支払ってマンションに住んでいたことになりますので、賃料相場よりもやや高いです。。。

 

買うのであれば資産性のある駅近の中古マンションにしておくべきでしたが、タラレバです。

 

何も考えていなかったので、相応の報いですね。

 

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フィナンシャルリテラシーの重要性

1点目の指摘にもつながっているのですが、2点目の指摘は資産のポートフォリオからフィナンシャルリテラシーが弱いのでは?との指摘でした。

 

これも本当におっしゃる通りです。

 

そもそも「フィナンシャルリテラシー」なんて、不動産投資の検討をしはじめた2017年9月頃にロバキヨの本で知ったくらいです。

 

フィナンシャルリテラシー

「お金」を適切に稼ぎ、貯蓄し、増やすための「知識」のこと

 

阿藤さんから指摘頂いた資産上のポートフォリオの問題点は大きく、以下の3点でした。

 

資産ポートフォリオの問題点

  • 学資保険・生命保険に入っている
  • ソーシャルレンディングで資産運用している
  • 自宅をもっている

 

保険加入の合理性

学資保険は子供が生まれたら入るもの。生命保険も家族をもったら大黒柱は入るものと思っていました。

 

何の疑問も抱かず、自ら保険の窓口にいき、保険に加入しました。

 

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しっかりと考えれば、学資保険の利率なんて微々たるものです。

 

「返戻率105%」という保険商品なら300万円預ければ315万円戻ってきます。

 

一見良さそうなのですが、18年間継続して振り込んだ結果になるため、ならすと年利ベースでは0.6%程度になります。

 

もちろん、死去した場合の保険という側面もありますが、家族が途方に暮れる額でもないですので、加入する必然性はありません。

 

生命保険は積立型の終身保険に加入していますが、学資保険と同様、年利ベースのならすと、利回りは非常に低いです。

 

生命保険に加入するのであれば、費用対効果を考え、適切な額の掛け捨ての保険にするべきでした。

 

貯蓄目的の学資保険、生命保険であれば、明らかに自分で運用した方が効率的です。

 

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ソーシャルレンディングの資産性

こちらは自己紹介ページでも記載していますが、投資信託以外の始めての資産運用がソーシャルレンディングでした。

 

阿藤さんによると、銀行によっては、ソーシャルレンディングの資産額は掛目を入れてかなり低く見られるとのことでした。仮想通貨にいたっては、そもそも資産として見られないようです。

 

ソーシャルレンディングは資金拘束期間が長いことと、不動産投資に資産をシフトしていきたかったため、不動産投資を検討し始めた2017年9月には回収フェーズに入り、2018年からは追加投資はしていません。

 

ただ、残念ながらmaneoグループの影響で、逃げ遅れた3ファンド合計100万円程が期失状態になってしまっています。

 

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自宅は負の資産

自宅は収益を生み出さない負の資産の代表格ですね。合理的には明らかに賃貸が資産形成には有利です。

 

持家とするのなら「資産性が落ちない駅近の中古マンション」か「賃貸併用住宅」の二択でしょう。

 

ただ、不思議と「資産性が低い、駅距離がそこそこある注文住宅」を購入したことは「今のところ」後悔はしていません。

 

建築士と共に間取りを考え、外壁・内装のデザイン、コンセント・照明の配置、各種設備を妻と頭を悩ませ、検討し、出来上がった我が家は最高の住心地です。

 

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注文住宅という「夢」の実現を「ファイナンシャルリテラシーが弱い状態だから」こそできたのかもしれません。

まとめ

私はフィナンシャルリテラシーが弱かったことで、資産形成の側面ではかなりの遠回りをしてしまっているのは間違いありません。

 

自分のニの轍を踏まないよう、最低限、娘達にはしっかりとフィナンシャルリテラシーの教育をしてあげたいと思います。

 

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