建築士

建築士学校 卒業!!

YOLO!ひーやんです。

町田・デザイン専門学校(MDC)の建築士学科に社会人学生として2年間通学し、所定の課程を修める事ができたので、昨日(3月12日)、卒業式に参列し卒業証書を受領してきました。

一つの節目を迎える事ができたので、ブログで総括しておきます。

建築士学校へ入学した理由

アラフォーにもなって建築士学校へ入学しようと思った主な理由は、土地から新築企画に対する専門性の向上です。

不動産投資は、宅地建物取引、民法、登記、会計、税務、融資、経営等を総合的に理解した上で取り組む必要があります。

さらに土地から新築企画においては「建築」に関して、少なくとも建築士や工務店と会話ができる程度の知識が必要ですし、達識であればあるほど、そして経験量が多ければ多いほど、収益性が高い建築物を建築する事ができますし、新築企画におけるリスクの先読み、および回避ができます。

そのため、タイムスパンが長い不動産投資において「土地から新築企画」に主軸をおく自分自身が早期に建築士になっておく事のメリットは計り知れないと考えて、建築士学校(MDC)の門戸を叩く事にしたのが2年前です。

建築士学校に通ってみて

町田・デザイン専門学校(MDC) では、オンラインとスクーリング(学校での演習)の2軸で学習を進めていき、以下のような専修科目を以下の成績で修める事ができました。

成績表

2020年10月の宅建のリベンジ試験とスクーリングの日程が重複してしまい、1日だけ欠席してしまいましたが、コロナ下ではあったものの、その他のスクーリングには全て出席しました。

2年時後期の「設計演習Ⅱ」では、私の大好きだったテレビ番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」に匠として出演した高橋孝栄氏が外部講師として招聘され、運良く、私のクラスの生徒は師事する事ができました。

引用元:大改造!!劇的ビフォーアフター!!

そんな設計演習Ⅱでは、卒業課題として「地域交流センター」というお題で自由設計の課題が与えられたので、2021年~2022年にかけての年末年始休暇を返上し、演習に取り組んで提出した成果物の一部が下記となります。

※建築のプロの目からするとツッコミどころ満載かもしれませんがご容赦をばw

コンセプト
平面図(1階)
断面図・立面図
外観パース
内観パース

私が建築士学校に通ったのは2020年4月~2022年3月の2年間で、ガッツリと新型コロナウィルスの影響が出てしまった期間と重複してしまいました。

特に入学当初はコロナウィルスが流行り出しの時だったので、スクーリングの場でも「話してはいけない」雰囲気が漂っていましたし、お昼御飯も一人で食べにいってました。

後半になると、徐々に演習等を通じて学生間の会話も生まれてきましたが、とうとう学生期間中に新型コロナウィルスは収束せず、学生間での交流がほとんどなかったのは非常に残念でした。

ただ、その反面、テレワークが普及した事で、自宅でのオンライン学習や課題演習に時間を投下しやすかったため、学習のために時間に追われてストレスに感じるようなことはなかったです。

卒業とその後

建築士学校に入学する事は自分自身で決めた事ですし、建築士学生として貴重な経験ができている事を実感しながら通っていた事もあり、学ぶ事が全て楽しく感じました。

無論、学生になった事を後悔した事はなく、2年時前期あたりから、もう少し学生として通いたい、学びたいという感情がこみ上げてきたのは我ながらビックリしました(´ω`)

ただ、真面目に学習している以上、留年するわけもなく、、、、(笑)

2022年2月にMDCで行われた卒業判定会議の結果、無事に合格する事が決まり、卒業式の案内が来たため、2022年3月12日に卒業参列してきました。

卒業式(レンブラントホテル東京町田にて)

卒業式には2020年4月に一緒に入学した顧問税理士の田村さんもいらっしゃってました。

ひーやん

ご無沙汰してます。結局、田村さんとは在学中に学校でお会いする事がなかったですねw

田村税理士

ひーやんさんは土日スクーリングで私は平日スクーリングでしたからね。

会場の受付にいくと顧問の先生からは想像を超えた歓迎を受けました。

顧問

いやぁ、来てくれてありがとう!

誰も来ないんじゃないかとヒヤヒヤしてたよ~!

私や田村税理士が通っていた通信制の卒業生は91名いたのですが、卒業式に参列したのは私や田村税理士を含めて9名(写真に写っていたのは他の科の学生がほとんどw)。

通信制には全国各地から通っており、かつ、コロナ下という事もあり参列割合も少ないようでした。

卒業式がはじまり、在校生の送辞、卒業生の答辞が終わったあたりで「校歌斉唱」が始まりました。

ひーやん

(校歌ってあったんだ・・・)

この時はじめて知りました。(;´Д`)

ただ、私は小さい頃からあらゆる斉唱の場においては、大きく元気な声でハキハキと歌う目立ちたがり屋の気質持ちです。歌わないわけにはいきません。

1番を雰囲気で乗り切り、2番、3番はメロディーをとらえて美声で奏でる事ができたこともあってか、見事、卒業証書をいただく事ができました。p(´⌒`q

卒業証書

建築士学校は無事卒業する事ができましたが、あくまで「建築士試験の受験資格を得た」だけで、これからが正念場です。

7月に学科試験、9月に製図試験、12月の合格発表をもって、ようやく建築士となる事ができますので、人生初の塾にも入学し、現在もコツコツと学習中です。φ(´・ω・`)

最後に

振り返ってみても、本当にあっという間の2年間でしたが貴重な経験ができました。

冒頭に建築士学校に入学した理由(土地から新築の専門性の向上)を記載しましたが、おそらくそれだけの理由で「オイラも建築士になる!!」と考える人は圧倒的に少ないのではないでしょうか?

学校に通うためには学費もかかりますし、社会人としてガッツリ働きながら学校に通う事の大変さは想像に難くないとは思います。それを踏まえると「そこまでやる必要なくない?」と考えるのが普通かなと思います。

餅は餅屋で、専門的な建築知識・技術は、信頼できる建築士、信頼できる工務店に任せて、マネジメントを行うのが、効率の良い進め方です。建築士になるためには膨大な時間が必要となるため、その時間を不動産投資の規模拡大に費やした方が資産規模の拡大に有益なのは間違いないです。

ただ、私が不動産投資をやっていて人生として有意義だなと感じるのは、資産が増えるのはもちろんですが、そこで得られる知識や経験のウェイトも大きいのです。

私は「人生は回り道こそが大事」だと考えており、道草を食べるために、あえて意図的に歩みを外してみると、見える景色や風景は変わってきます。また、そこで新しい刺激を受ける事で、人は成長し豊かになっていくものだと感じています。

ベストセラー書籍である「DIE WITH ZERO」でも「人生において大切なのは富の最大化ではなく、経験の最大化」である事が書かれていますが、その価値観に近いものが私の中に芽生えつつあるのかもしれません。

今後も寄り道や回り道ができそうなルートがあれば、積極的に舵輪をぶん回して、たくさんの経験をしながら人生を全うしていきたいと思います。

(*^ー゚)b



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