土地から新築

間取りはパズル!!

YOLO!ひーやんです

宅建試験の勉強を進めているのですが、ようやく宅建業法、法令上の制限、税、その他関連知識の復習が完了しました。

これより最後の難関である民法に取り組んでいきます。民法については、しっかり理解をしないと得点源にできないため、じっくり時間をかけて進めたいと思います。

さて、3棟目土地から新築体験記の続編です。もう数話でリアルタイムに追い付くと思いますので、はりきって書いていきます!
ヽ(•̀ω•́ )ゝ

間取り改善目標

25㎡の居室面積を確保できたので、続いてはプランニングの最終工程。間取り検討工程に進んでいきます。

間取り変更前の図面は以下です。

間取り変更前の図面

私の間取り検討方法については以下のブログに掲載しています。若干、当時の記事から改善している点はありますが、基本的な考え方・進め方は変わっていません。

さて、最初のステップです。先入観をなくすために、間取り検討TOOLを利用して、工務店より受領しているプランを加工可能な状態にした上で、居室内の設備、間仕切り壁等をすべて取り去ります。
※1棟目、2棟目の時は界壁(住戸と住戸を仕切る壁)も取っ払って間取りの検討していましたが、今回は左右対象なので、そのまま残しています。

間取り検討の初期状態

続いては、自分なりの要求事項を固めていきます。

  • 居室:8帖確保目標(最低7帖)。できるだけ四角に
  • 収納:WIC。もしくは横幅1500mm超えの収納。
  • キッチン幅:1500mm
  • トイレ:独立
  • 洗面所:独立

パズルを解け!!

ここからはパズルです。間取り検討記事で記載した通り、以下の3つのポイントを頭に留めながら、間取り検討TOOL上でトライアンドエラーを繰り返していきます。

  1. デッドスペースをなくす
  2. 通路面積を最小化
  3. 同一スペースの多重利用化

パズルを組んでは壊して、組んでは壊してを繰り返していく中で、とある可能性に気付きました。

なんと、過去に記事に書いた「効率的なウォークインクローゼット」がうまくハマれるポイントが見つかったのです!!Ψ( `▽´ )Ψ

具体的には以下のウォークインクローゼットです。

効率的なウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットのポジションを固定化して、パズルを組んでは壊しを繰り返し、とうとう満足のいく間取りが完成しました。

一発合格!!

完成した間取り図について、工務店に検討依頼をお願いする前に、犬神建築士に改善点がないかを見てもらいました。

ひーやん

間取りの検討をしてみました。検討後の間取りを見て頂いて追加で改善した方がよいポイントがあればご指摘をお願いできますか?

犬神建築士

わかりました。少しお時間ください

数日後・・・

犬神建築士

改善点ですが・・・

ないです!!

ひーやん

ありがとうございます!!

犬神建築士のお墨付きももらったので、工務店に検討した間取りを送付して平面図への落とし込みをお願いしました。

過去の2棟のアパートは、細かく寸法計算すると実際に実現不可な間取りだったりして、何度も何度も工務店の建築士さんとやりとりをして落とし所を見つけていったのですが、工務店に間取りを送付して、戻ってきた平面図を見て口元が緩みました(。-∀-)

間取り変更後の図面

検討した通りの間取りがバッチリ入っています!!一発合格です!!
※モザイクの部分はコアな読者の方であれば透けて見えるかなw

また、賃貸募集時にも使えるかと思い、工務店にお願いしてパースイメージも作ってもらったのが以下となります。いい感じです( ˆωˆ )

結果的に間取りの要求事項のうち達成できなかったはキッチン幅。1500mm幅がギリギリ入らず1350mm幅となりましたが、まぁ、満足のいく結果になりました。

まとめ

間取りの検討については、パズルを解くといっても自由度が高く、組み合わせパターンが多いため、時間をかけようと思えば、いくらでも時間をかけれます。

ただ、実感として、時間をかけた分だけ、よりよい間取りが生まれてくる可能性が高くなると思います。

施主の立場からすると、間取りの良し悪しで賃料が1割以上も変わってくる重要な検討事項ですが、実際問題、建築士が特定の施主の間取り検討に多大な時間を投下する事はできないでしょう。

私の場合は本業で培ったIT技術やブログを書く事で、いつの間にか体得していた画像編集技術を用いる事で、間取り検討を自分で行える状態でしたが、そうではない方も多数いらっしゃると思いますが、それでも改めて一言。

間取り検討は施主が主体的に行うべし!!(@•̀ㅂ•́)b



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